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北海道で指定ゴミ袋が「おひとり様1つ」に|札幌・北斗で割れた対応の全貌

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北海道のスーパーで指定ゴミ袋がほぼ売り切れた棚と、購入制限を知らせる貼り紙

結論:原因は中東情勢によるナフサ不足。だが道内でも自治体ごとに対応はバラバラ。慌てて買い占める必要はない。

2026年5月下旬、北海道内のスーパーで異変が起きた。指定ゴミ袋の棚がスカスカになり、「1人1セット限り」という購入制限の貼り紙が貼られ始めたのだ。札幌では年内の在庫が確保されている一方、道南の北斗市では値上げと特例措置がダブルで動くなど、同じ北海道でも対応が真っ二つに割れている。現場を飛び回る道民目線で、何が起きているのかを整理する。

まず事実:札幌市で始まった「1人1セット」制限

札幌市内のスーパーでは、2026年5月28日の朝から指定ゴミ袋の購入制限がスタートした。きっかけは、5月27日から28日にかけて、指定ゴミ袋を扱う約2,000店舗に向けて札幌市から出された通達である。

制限の中身はこうだ。

  • 対象は10枚入りの5L・10L・20Lと、5枚入りの40Lの計4種類
  • 1回の買い物につき、このうち1種類のみにとどめるよう呼びかけ

ここで重要なのが、札幌市が出している強いメッセージだ。市は「年内の在庫はあり、値上げを行う予定もない」と明言している。さらに市の公式サイトでも「中東情勢の影響で製造費用は高騰しているが、販売価格の値上げは行わない」とハッキリ告知済み。

つまり、ゴミ袋そのものが枯渇したわけではない

むしろ「流通量は増えているのに購入制限が始まった」という、一見すると矛盾した状況なのだ。

なぜ品薄に?原因は3つの連鎖

足りているはずなのに、なぜ店頭から消えるのか。背景には複数の要因が絡んでいる。

要因内容
① 原料不足中東情勢の悪化で、ゴミ袋の原料となるナフサ(粗製ガソリン)の供給が不安定に。3月頃から樹脂の減産も始まっていた
② コスト増電気代・物流費・人件費・円安が重なり、メーカーが生産・供給調整を実施
③ 買いだめ「品薄」報道がSNSで拡散→不安に駆られた人が駆け込み購入→さらに品薄が加速

最もタチが悪いのが3つ目の連鎖だ。「無くなるかもしれない」という不安そのものが、本当の品薄を生んでいる。製造業界からも「パニックが一番危険。これまで通り普通に買ってほしい」という声が上がっている。

在庫は十分にあるのだから、いつも通りのペースで買えば棚は元に戻る

これが本質である。

道内でも対応はバラバラ:札幌と北斗の違い

ここが今回の最大のポイントだ。同じ北海道でも、自治体によって打ち出している対策がまったく異なる

▼札幌市タイプ(在庫確保・値上げなし) 札幌市は「年内在庫あり・値上げなし」を堅持し、あくまで一時的な購入制限の呼びかけで乗り切る方針。指定袋以外でのゴミ出しは原則認めていない。落ち着いて買えば問題ない、というスタンスだ。

▼北斗市タイプ(特例措置・値上げあり) 一方、道南の北斗市はより踏み込んだ対応を取った。指定ゴミ袋の安定供給が困難になったとして、5月7日〜6月30日まで、市販の透明・半透明の袋でのゴミ出しを特例で許可。さらに原油高を理由に、6月1日から指定ゴミ袋全8種類を45円〜130円値上げすることも決定している。

同じ「ナフサ不足」という原因から出発しながら、片や値上げせず制限のみ、片や特例+値上げ。お住まいの市町村がどちらのタイプかで、取るべき行動が変わってくる。だからこそ、まずは地元自治体の公式発表を確認することが何よりも大切だ。

北海道民のための冷静な対処法

道内は冬になればゴミ出しも一苦労。だからこそ、品薄でも慌てない立ち回りを押さえておきたい。

  • 店舗を変えて探す … 郊外スーパー、ホームセンター(DCMやコーナンなど)、地域密着型ドラッグストアは在庫が残りやすい
  • 時間帯を狙う … 開店直後や午前中は品出し・補充直後で見つけやすい。夕方は売り切れがち
  • 自治体窓口を活用 … 清掃センターや環境課で販売している場合もある
  • 特例措置を確認 … 北斗市のように透明袋OKの自治体か、必ずチェック
  • 転売品には手を出さない … 自治体のデザイン変更で使えなくなる、偽造印刷などのリスクがある
  • 備えは1〜2か月分で十分 … 買い占めは品薄を悪化させるだけ。見つけたら適量を

SNSの声(実際の投稿より)

道内・道外を問わず、リアルな反応が飛び交っている。

  • 「市の指定ゴミ袋、購入制限かかってた。3月からエチレン減産してるなら、そら足りなくなるよね」
  • 「45Lの大袋だけ棚が空っぽ。小サイズは普通に残ってた」
  • 「北斗市、透明袋OKにしてくれて助かった。対応が早い」
  • 「札幌は在庫十分って言ってるんだから、買いだめする必要なくない?」
  • 「『なんで無いんだ』って店員さんに怒鳴ってる人がいたらしい…落ち着こうよ」

※2026年6月時点。投稿は個人の感想です。

いざという時の備え(関連リンク)

特例措置で透明・半透明袋が使える自治体も多い。普段使いの袋を少し備えておくと、冬場も安心だ。

まとめ:足りているのに消える。だから落ち着こう

今回の北海道のゴミ袋騒動は、「本当にモノが無い」のではなく、「不安が需要を膨らませた」ことが大きい。札幌市が「年内在庫あり・値上げなし」と明言している以上、普段通りに買えば、棚はやがて元に戻る。北斗市のように特例で透明袋が使える地域もあるので、まずは自分の住む自治体の公式発表を確認すること。それが、この品薄を最短で終わらせる一番の近道だ。