
この記事を読むべき3つの理由
- 気象庁発表の「10年に一度レベルの高温」──道民が今知るべきリスクと対策を凝縮
- 3月26日に小樽・銭函で確認されたばかりの春の絶景「群来(くき)」を写真付きで解説
- レバンガ北海道の快勝&日ハム開幕戦の結果まで、北海道の”今日”が5分でわかる
【気象庁発表】3月29日から北海道で「10年に一度レベル」の著しい高温に
なぜここまで気温が上がる?異常高温の原因と期間
気象庁は3月23日、「高温に関する早期天候情報」を発表した。3月29日ごろから4月6日ごろにかけて、北海道と東北で「この時期としては10年に一度程度しか起きないような著しい高温」になる見込みだ。
原因は南から暖かい空気が大規模に流れ込むこと。
5日間平均気温の平年差が+2.3℃以上という基準を超える「かなりの高温」が予想されている。
3月29日時点の北海道内の最高気温は、奥尻で6.9℃、小樽で6.4℃、札幌で6.2℃(気象庁アメダス)。これから数日でさらに上昇する見通しだ。
【警告】急激な雪解けによる「なだれ」や「落雪」に要注意!
自分は仕事で道内あちこち回っているが、この時期の急激な気温上昇は本当に怖い。
とくに注意してほしいのは3つ。
なだれ(全層雪崩)。 春先に多いタイプで、積雪の底から一気に崩れる。山間部で春スキーや山菜採りをする人は、斜面に近づきすぎないこと。今年は3月中旬にも気象台が「なだれ注意」を出しており、高温が続くこの1週間は特にリスクが高い。
屋根からの落雪。 住宅街でも起きる。2月には道内で落雪による死亡事故も発生している。建物の軒下を歩くとき、屋根の上に雪が残っていないか必ず見上げてほしい。出張で現場に入るときも、工場や倉庫の屋根は要チェックだ。
河川の増水・道路の冠水。 一気に雪解け水が流れ込むため、小さな川でも増水する。特に日本海側の積雪が多い地域(後志・留萌・上川)は要警戒。
小樽の海が乳白色に染まる!春の風物詩「群来(くき)」が出現
そもそも「群来(くき)」とはどんな現象?
群来(くき)とは、産卵期を迎えたニシンが大群で浅瀬に押し寄せ、オスが一斉に精子を放出することで海が乳白色に染まる北海道の春の絶景だ。
かつて北海道の日本海沿岸では「ニシン御殿」が建つほどの大漁があったが、乱獲で一時は姿を消していた。近年は資源回復が進み、再び群来が見られるようになった。まさに海が生き返った証でもある。

2026年の群来はいつ・どこで見られた?
今年は例年より早く、1月30日に小樽の祝津〜高島で今季初の群来が確認された。
その後も複数回出現しており、直近では以下の通り。
| 確認日 | 場所 | 規模 |
|---|---|---|
| 1月30日 | 小樽・祝津〜高島 | 今季初確認 |
| 3月24日 | 東小樽海岸 | 消波ブロック付近で乳白色に |
| 3月26日 | 小樽・銭函 | 数百mにわたる大規模群来 |
3月26日に小樽市銭函の海岸沿いで確認された群来は、数百メートルにわたって海が白く染まる大規模なもの。UHB北海道文化放送や北海道新聞が報じ、SNSでも絶景写真が拡散された。
小樽漁協によると、ニシン漁は1月下旬〜4月5日ごろまで行われるが、今シーズンの漁獲量は低調とのこと。ただし群来の出現回数は多く、ニシンの資源回復は着実に進んでいるようだ。
見に行くなら今がラストチャンス。 ニシンの産卵シーズンは4月上旬で終了する。小樽・銭函エリア、祝津〜高島海岸、余市町ローソク岩付近が主な観測スポット。朝方の静かな海で見られることが多い。
【スポーツ速報】レバンガ北海道の快勝と日ハム開幕戦ハイライト
レバンガ北海道が王者・宇都宮を108-89で撃破!
Bリーグ1部(B1)東地区のレバンガ北海道は3月29日、北海きたえーるで同地区首位の宇都宮ブレックスに108-89で快勝。連敗を4で止めた。
前日28日のGAME1は99-104で惜敗したが、GAME2では攻守のギアが一段上がった。この勝利でレバンガはBリーグ初のシーズン勝率5割以上を確定させる歴史的な節目ともなった。今季は30勝16敗と好調をキープしている。
日本ハムファイターズ──開幕カードはソフトバンクと激闘
3月29日、みずほPayPayドームで行われたソフトバンク対日本ハム戦。ソフトバンクの柳町が1回裏に左中間へのタイムリー2ベースで先制するなど、シーソーゲームの展開に。
日ハムファンにとっては悔しい試合もあったが、開幕シリーズはまだ始まったばかり。エスコンフィールドでのホーム開幕戦に期待をつなぎたい。
春の北海道旅行やアウトドアを安全に楽しむための必須アイテム
群来を見に行くなら──小樽の宿は今すぐ押さえる
群来が見られるのは4月上旬まで。小樽は春の観光シーズンに入り、週末のホテルは埋まりやすくなっている。異常高温で雪解けが早まっているため、今年の春の観光シーズン入りも前倒しになりそうだ。
早朝の海岸で群来を見て、そのまま小樽運河で朝食、午後は余市のウイスキー蒸留所……という黄金ルートを楽しむなら、前泊がベスト。
異常高温の春山・アウトドアは”備え”が命
急激な気温上昇により、山間部ではなだれリスクに加え、冬眠から早く目覚めたヒグマの出没リスクも高まっている。春スキーや山菜採り、キャンプに出かける人は装備を見直してほしい。
クマ撃退スプレー(必携) 道内の山に入るなら持っていないほうが怖い。カウンターアソールトやフロンティアーズマンが定番。
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モバイルバッテリー&防災ラジオ 山間部は電波が入らないことも多い。万が一に備えて手回し充電対応の防災ラジオがあると安心。
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【続報・2026年5月14日更新】あれから1か月半、3つの「答え合わせ」
3月29日のあの日に書いた3つのトピック──異常高温・群来・レバンガ。それぞれにどんな答えが返ってきたのか、5月14日時点で整理しておきたい。
①異常高温は「警告通り」だった——札幌、5月に22℃超え
気象庁の早期天候情報は的中した。
| 日付 | 観測地・気温 |
|---|---|
| 4/29 | 千歳 14.7℃、新篠津 14.6℃ |
| 4/30 | 帯広・美唄 18.9℃/札幌・江別 18.8℃ |
| 5/12 | 札幌で22℃超を観測(HBCニュース) |
「暑さに体が慣れない時期の22℃」は、真夏の30℃より熱中症リスクが高いとも言われる。こまめな水分補給と日陰選びを、北海道民は5月の時点でやらなければいけない時代に入った。
ちなみに、北海道の歴代最高気温39.5℃(2019年佐呂間町)も実は5月の記録。「真夏より春の高温に注意」がもはや道内の常識だ。
②レバンガ北海道は5位——夢のCS進出には届かず
3/29の宇都宮戦108-89の快勝は鮮烈だった。しかし最終結果はB1東地区5位、37勝。CS(チャンピオンシップ)進出は届かなかった(Bリーグ公式)。
そして寂しいニュースも届いた。3/29の宇都宮戦でも気を吐いた#29 マックス・ヒサタケ選手が2025-26シーズン終了をもって契約満了。クラブ創立15周年の節目シーズンは、勝利と別れが同居する形で閉幕した。
「シーズン勝率5割超え」という歴史的節目を作りつつ、CSには手が届かない——
この“あと一歩”の悔しさが、来季のレバンガの燃料になる。
③群来は「出現回数は豊富、漁獲は低調」——道南で復活サイン
2026年シーズンの群来は、小樽・銭函・余市と複数回確認されたが、漁獲量自体は低調で終わった。ただし道南では「年々安定して取れている」との水産関係者の声があり(UHB報)、近畿大学の研究者は資源回復のメカニズムに言及。
つまり、ニシンは道南から戻ってきている。次に道央・道北で「ニシン御殿」級の漁獲が戻る日が来るかもしれない。海は確実に生き返りつつある。
この1か月半で道民が学んだこと
気象庁の早期警報は信じていい。
スポーツチームの“勝利”と“順位”は別物だ。
海の資源回復は、人間の想像より少しだけ早い。
——次に北海道で何が起きるか。それは、季節と海と選手たちが、また3か月後に教えてくれる。
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まとめ:今日の北海道、3つのポイント
10年に一度の異常高温が3月29日から本格化。
なだれ・落雪・増水に警戒を。屋根の下を歩くとき、山に入るとき、川沿いを通るとき──
「いつもより上を見て、足元を見て」がこの1週間の合言葉だ。
小樽・銭函で大規模な群来が出現。 4月上旬までのラストチャンス。北海道の海が白く染まる奇跡の絶景は、一生の記憶に残る。
レバンガ北海道が王者・宇都宮を撃破。 シーズン勝率5割超え確定。北海道のバスケがアツい。
春の北海道は、美しくて、ちょっと危なくて、そしてアツい。備えて、楽しんで、応援しよう。
データ出典: 気象庁「高温に関する早期天候情報」(2026年3月23日発表)、気象庁アメダスデータ(3月29日)、UHB北海道文化放送(3月26日報道)、北海道新聞(3月29日)、Bリーグ公式(3月29日)、Yahoo!プロ野球速報(3月29日)



