
北海道の桜は、本州とはひと味もふた味も違います。
4月下旬から5月にかけて咲く遅めの桜前線、エゾヤマザクラやチシマザクラなど北海道ならではの品種、そして雪をかぶった山々と桜のコントラスト。「春が来た」の感動は、長い冬を越えた北海道が一番深いかもしれません。
この記事では、北海道4エリア(旭川・美瑛・富良野、札幌・小樽、登別・洞爺、道南・函館)から厳選した13ヶ所の桜名所を、2026年最新の開花予想データとあわせて紹介します。
結論|北海道の花見スポットおすすめ一覧
| No. | スポット名 | エリア | 見頃時期 | 桜の本数 | 主な品種 | 夜桜 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 五稜郭公園 | 函館 | 4月下旬〜5月上旬 | 約1,500本 | ソメイヨシノ | あり |
| 2 | 松前公園 | 松前 | 4月中旬〜5月下旬 | 約10,000本 | 250種 | あり |
| 3 | 函館公園 | 函館 | 4月下旬〜5月上旬 | 約360本 | ソメイヨシノ | あり |
| 4 | 円山公園 | 札幌 | 5月上旬〜中旬 | 約150本 | エゾヤマザクラ | なし |
| 5 | モエレ沼公園 | 札幌 | 5月上旬〜中旬 | 約2,000本 | エゾヤマザクラ他 | なし |
| 6 | 中島公園 | 札幌 | 4月下旬〜5月上旬 | 約400本 | エゾヤマザクラ | なし |
| 7 | 手宮公園 | 小樽 | 5月上旬〜中旬 | 約690本 | エゾヤマザクラ | なし |
| 8 | 旭山公園 | 旭川 | 5月上旬〜中旬 | 約3,500本 | エゾヤマザクラ | あり(夜桜まつり) |
| 9 | 常磐公園 | 旭川 | 5月上旬〜中旬 | 約200本 | エゾヤマザクラ | なし |
| 10 | 神楽岡公園 | 旭川 | 5月上旬〜中旬 | 約200本 | エゾヤマザクラ | なし |
| 11 | 東大樹木園桜並木 | 富良野 | 5月上旬〜中旬 | 約600本 | エゾヤマザクラ | なし |
| 12 | 有珠善光寺 | 伊達 | 5月上旬 | 約1,000本 | ヤマザクラ他 | なし |
| 13 | 母恋富士下の桜並木 | 室蘭 | 5月上旬〜中旬 | 約130本 | 29種 | あり(行灯) |
2026年 北海道の開花予想
| 地点 | 開花予想日 | 満開予想日 |
|---|---|---|
| 函館 | 4月17日 | 4月21日 |
| 札幌 | 4月18日 | 4月23日 |
| 帯広 | 4月20日 | 4月23日 |
| 旭川 | 4月22日 | 4月26日 |
| 室蘭 | 4月23日 | 4月27日 |
| 網走 | 4月28日 | 5月1日 |
| 釧路 | 5月2日 | 5月5日 |
| 稚内 | 5月3日 | 5月6日 |
出典: さくら開花予想2026 ウェザーマップ(2026年4月2日更新)
2026年は例年よりやや早い傾向。函館4/17、札幌4/18と、GW前にはすでに見頃を迎えそうです。道北・道東は5月に入ってからが本番。北海道は「桜前線の追っかけ」が約3週間にわたって楽しめる、全国でも稀有な場所です。
【道南・函館エリア】桜スポット

五稜郭公園(函館市)
北海道を代表する桜名所であり、全国的にも唯一無二の景色を持つスポット。星型の城郭をぐるりと約1,500本のソメイヨシノが取り囲み、五稜郭タワー(高さ90m)の展望台からは「ピンクの星」が浮かび上がる絶景が見下ろせます。
お堀沿いの遊歩道を散策したり、手漕ぎボートで水上から桜を見上げたり、楽しみ方も多彩。花見期間中はジンギスカンセット(要予約)でBBQもできるので、北海道流の花見を体験するならここが一番です。
散った花びらがお堀の水面を埋め尽くす「花筏」も一見の価値あり。
2026年開花予想: 4月17日
満開予想: 4月21日
夜桜: 提灯ライトアップあり(4月下旬〜5月上旬、19:00〜21:00)
アクセス: 函館市電 五稜郭公園前電停から徒歩15分
松前公園(松前町)
北海道唯一の城下町・松前に咲く約250種・1万本の桜。早咲き、中咲き、遅咲きが約1ヶ月にわたって開花リレーを繰り広げるため、いつ訪れても何かしらの桜が咲いている驚きのスポットです。
北海道では珍しい「福山城(松前城)」の天守閣と桜の共演は歴史情緒たっぷり。樹齢300年以上の「血脈桜」「蝦夷霞桜」「夫婦桜」の三大名木も必見です。
松前さくらまつり: 2026年4月18日〜5月10日開催予定
アクセス: 函館から車約2時間
夜桜: LED ライトアップあり
函館公園(函館市)
函館山のふもとに約360本の桜が咲く市民の憩いの場。起伏のある地形から、桜越しに津軽海峡まで望める展望の良さが魅力。明治建築の洋館と桜のコントラストがフォトジェニックです。
日本現役最古の観覧車があるミニ遊園地、ミニ動物園も併設されているので、子連れ花見にもぴったり。花見期間中は露店も出ます。
アクセス: 函館市電 青柳町電停から徒歩3分
夜桜: あり(夜間電飾)
【札幌・小樽エリア】桜スポット

円山公園(札幌市)
札幌の花見といえばここ。北海道神宮と隣接し、約150本のエゾヤマザクラやソメイヨシノが咲きます。桜の時期に火の使用が許可されるため、「ジンギスカン花見」が風物詩。GW時期にちょうど見頃を迎えるので、タイミングも抜群です。
2026年開花予想: 4月18日
満開予想: 4月23日
アクセス: 地下鉄東西線 円山公園駅から徒歩5分
モエレ沼公園「サクラの森」(札幌市)
イサム・ノグチが設計した公園の中に広がる約2,000本の桜の森。カラフルな遊具と桜のコラボは他にはないアーティスティックな景色です。エゾヤマザクラ→カスミザクラ→チシマザクラ→ヤエザクラと順番に咲き、長く楽しめます。
アクセス: 地下鉄東豊線 環状通東駅からバス約25分
中島公園(札幌市)
すすきの至近の都市公園に約400本の桜。重要文化財「豊平館」のレトロ建築×ヤエザクラの組み合わせは、札幌らしいフォトスポットとして人気。日本庭園のシダレザクラも見逃せません。
アクセス: 地下鉄南北線 中島公園駅すぐ
手宮公園(小樽市)
高台から小樽港と海を一望しながら約690本の桜を楽しめる、坂の街ならではのビュースポット。桜と海のブルーのコントラストはSNS映え間違いなし。5月中旬にはツツジとヤエザクラの共演も。
アクセス: JR小樽駅から車約10分
【旭川・美瑛・富良野エリア】桜スポット

旭山公園(旭川市)
旭山動物園の隣にある約3,500本のエゾヤマザクラの山。丘全体がピンクに染まる景色は圧巻で、振り返ると旭川市街地のパノラマが広がります。
夜桜まつり: 2026年4月29日〜5月3日開催予定
アクセス: 旭川駅から車約20分
常磐公園(旭川市)
「日本の都市公園100選」に選ばれた歴史ある公園。千鳥ヶ池のシダレザクラが水面に映り込む風景が特に美しく、ボートに乗りながらの花見も人気です。
アクセス: 旭川駅から徒歩約15分
神楽岡公園(旭川市)
エゾリスやアカゲラなどの野生動物が暮らす自然豊かな公園。約200本のエゾヤマザクラは背が高い木が多いため、少し離れた場所からの眺めが格別です。
アクセス: 旭川駅から車約10分
東大樹木園桜並木(富良野市)
国道38号線沿いに約500m、600本のエゾヤマザクラが続く並木道。残雪の十勝岳連峰をバックにした桜は、まさに北海道の春そのもの。ドライブの途中に立ち寄りたい絶景ロードです。
アクセス: JR富良野駅から車約10分
【登別・洞爺エリア】桜スポット

有珠善光寺(伊達市)
北海道最古の寺院(1200年以上の歴史)に約1,000本の桜が咲く「花の寺」。巨大な岩を割って根を張る「石割桜」のたくましい姿は心を打ちます。噴石と桜が共存する景色は有珠山のふもとならでは。
さくら祭り: 毎年5月初旬開催予定
アクセス: JR有珠駅から徒歩10分
母恋富士下の桜並木(室蘭市)
住宅街にひっそりと咲く約29種130本の桜並木。天然記念物「シオガマザクラ」など珍しい品種があり、行灯による夜桜も幻想的。地域住民が長年守り続けてきた、まさに「穴場中の穴場」です。駐車場はないので徒歩でのアクセスを。
アクセス: JR母恋駅から徒歩5分
北海道の花見、ここが本州と違う!
北海道の花見には独自の文化があります。まず「ジンギスカン花見」。桜の下でジンギスカンを焼くのは道民の春の風物詩で、五稜郭公園や円山公園では火の使用が許可される期間があります。
桜の品種も違います。本州はソメイヨシノが中心ですが、北海道はエゾヤマザクラ、チシマザクラなど在来種が主役。ソメイヨシノより色が濃く、葉と花が同時に出るのが特徴で、山の新緑とのコントラストが鮮烈です。
そして何より、GWと桜の見頃が重なるのが北海道の最大の強み。本州では仕事を休まないと平日の桜が見られませんが、北海道なら大型連休のど真ん中で満開の桜を楽しめます。
花見旅行の宿泊・グッズ
北海道の桜シーズンはGWと重なるため、宿泊の争奪戦が激しいエリアもあります。特に函館・松前方面は早めの予約が鉄則です。
防寒着やレジャーシート、カメラ三脚などの花見グッズはこちら。
ジンギスカンセットをお取り寄せして自宅花見もあり。
まとめ|北海道の桜は5月まで終わらない
北海道の桜前線は函館4月17日から稚内5月3日まで、約3週間かけてゆっくり北上します。本州で花見を逃した人にも、北海道は「もう一回チャンスがある」場所。
五稜郭のピンクの星、松前の1万本桜リレー、円山のジンギスカン花見。どれも北海道でしか味わえない春の贈り物です。
長い冬のあとに咲く桜は、ただ美しいだけじゃない。「ここまで来たか」と思わせる、生命力そのものの風景です。
今年の春、北海道に桜を見に行きませんか。


